何よりも国民にわかりやすい、「生きる」「食べる」「暮らす」の向上が大切 ――。
バリアフリー住宅、公害対策、そして生命工学(バイオテクノロジー)産業の推進。
経済産業省時代、浜田が多様な分野の仕事を成し遂げる中で、
培い、鍛え上げてきた政策の柱、といえよう。
「庶民、生活者、そして弱い人たちの味方でありたい」
大いなる飛躍を目指す浜田の胸には、そうした願いが、強く確かに脈打っている。
 ◎ ポジティブ・バイオの人 ―――――  生物化学産業課長 2002.7
   ・BSE発生、懸命の奔走で 日本製化粧品の中国輸入禁止を回避

 中国は毎年10数%で急拡大する重要な市場。しかし、日本でBSEが発生すると、事態は急変。中国政府は、日本製の化粧品や化粧品原料に、BSE汚染可能部位を含んでいないことを示す公的証明がなければ輸入禁止と通知した。これに対し、他省庁は「自分の担当ではない」と、逃げ腰の対応に終始―。日本企業の製品は、現地生産が主体。そのため、2002年夏には原料がひっ迫し、今にも工場がストップするという危機的状況に陥った。
 生物化学産業課長の浜田は、夏休みを返上。連日関係省庁や産業界との緊急会議を招集、事態打開へ知恵を絞った。そして、経済産業省外郭の製品評価技術基盤機構が原料の品質評価をし、農林水産省が検疫証をつけるという解決案をまとめると、中国政府も了承。原料がショートする直前での輸入再開だった。