[No.1082] ハマダレポート Vol.59ー親族里親制度がさらに前進ー

ハマダレポート Vol.59 2011.5.30

ー親族里親制度がさらに前進ー

ハマダレポート53号でご紹介した川崎市のご婦人のご相談。

小学校6年生の女の子のお孫さん(京子ちゃん仮名)への親族里親制度の適用を決める審議会が先週23日に開かれ無事認められました。早速ご報告し、喜びの声を頂きました。

東日本大震災での両親を失った子供たち。25日現在で155名。うち、親族里親制度の適用申請が16名、未だ1割とのこと。厚生労働省からの積極的働きかけを要請しました。

さらに、震災孤児に対しては、月々4万7千円の生活手当に加え、本来、入学時に支給される支度金小学生4万円、中学生4万6千円がその学年にかかわらず支給されることも決まり、津波で流されたランドセル・学用品の用意に当てることができるようになりました。

しかし、血がつながっていない方が里親となる養育里親には、月7万円の里親手当が支給されますが、血がつながっている親族里親にはこれが支給されないという問題。

担当する厚生労働省は、「民法で祖父母や兄弟姉妹などには子の養育の義務があるから」と今まで説明してきました。

26日、私が委員長を務める参議院法務委員会で法務大臣の見解をただし、「民法が根拠ではない」との答弁を勝ち取り、親族里親にも養育手当支給のやっと糸口が!

被災地では震災孤児を養育したいと思っている親族自身が被災者です。養育里親の場合の半額でも支給されれば大きな支援に。

川崎の京子ちゃんとおばあちゃんの団らん。楽しい声が響いているかな。子供たちの未来へ、浜田まさよし、進めます!

 

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