[No.1415]ハマダレポート Vol.193 ー 少しでも快適な生活へ、身近な相談ー

ハマダレポート Vol.193 2014.1.13

ー 少しでも快適な生活へ、身近な相談ー

 昨年、神奈川県のある市にお住まいの方から寄せられたお声。
 「知人は耳がとても遠くなり、補聴器を購入したいが、年金生活なので諦めている様子。何か良い方法はないでしょうか。」
 厚生労働省へ確認し、「補装具費支給制度」をご紹介しました。
 
車いすや杖など補装具費の申請件数は、全国で年間約16万件。その内、補聴器に関しては約4万人の方が利用されています。
 
 症状により様々なケースがありますので、まずはお住まいの市区町村の担当窓口へご相談していただき、「身体障害者手帳」が交付される場合には補聴器給付申請をすることができます。
 判定の結果、給付の許可が下りれば、所得によっては例外もありますが、自己負担額は原則一割負担。なお、独自の補助制度を設けている市区町村もあります。
 
 また、先日、「外反母趾(がいはんぼし)のため、靴代が高額になり困っている」とのご相談がありました。
 女性に多い外反母趾は、親指または小指の付け根の骨が飛び出し、指が曲がってしまうという足の変形が生じるトラブルですが、最近は小学生にも症状がみられるそうです。
 既製品の靴には適用されませんが、医師の処方のもと、義肢装具士がいる装具業者へ制作を依頼し、外反母趾治療用の靴を購入した場合は、「治療用装具」として療養費が支給される制度があります。
 一旦全額を自己負担した後、保険者(国民健康保険、社会保険等の担当窓口)へ申請すると、保険適用分の7割額相当額(小学校就学前は8割、70歳以上は所得に応じて7割または9割)の払い戻しが受けられるというものです。
 
少しでも快適な生活へ、浜田まさよし、今年も身近な制度をご紹介していきます!

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