2004.05.18(火)
小沢一郎・民主党
― 懲りない人たち ―

  5月18日(本日)付けで、小沢代表が民主党代表につくと、国民のほとんどが思っていた。私もその一人であり、それを見越して以下の原稿を用意していました。ところが「年金未納」を理由に代表選出馬を辞退。やはり小沢一郎は「小沢一郎だなぁ」というのが私の率直な印象。その理由は後に述べるとして、まず、私の「小沢代表決定に思う―民主党に理念はあるかー」の原稿を以下に紹介します。

 菅直人氏の辞職を受けて、小沢一郎氏が形式的な選挙で民主党代表に就任します。私の印象は、「また、民主党的な対応だなぁ」というものです。
 私は、経済産業省時代から民主党を見ていて、つくづく思うのは、この党には「党を統合する理念が不明確」ということです。「寄り合い所帯」という実態を反映して、憲法、財政論、地方分権、等等、旧社会党と旧自民党の議員では大きな考え方の開きがあるのは当然かもしれない。いずれ収斂していくのだろうと見ていて驚かされたのは、昨年の衆議院選挙目当ての自由党との合併でした。
 もはや、この党は、「理念」ではなく、政権をとりたいというミエミエの「野心」で、一つの党を名乗っているにすぎないというのは少し辛口すぎるでしょうか。
 今回の「小沢代表決定」には、彼が、選挙に強いということを受けたものであるとの見方があります。しかし、小沢氏には、今の民主党代表にふさわしくない決定的理由がある。それは、彼が、年金に関する三党合意に異を唱えている点です。公党として約束したことに異を唱え、党議決定に従わなかった人を、選挙に強いという理由だけで党首にするのは、あまりにも「ご都合主義(14日付け日経新聞社説)」ではないでしょうか。
 15日のTBSテレビ「ブロードキャスター」で、日本語の達者な外人コメンテーターが、「いろんな党を転々とした人が野党第一党の党首になるとは、日本以外では考えられないこと」と辛口な批判をしていました。
 やっぱり、民主党は「民主党的だなぁ」。

 以上が、私が当初用意した原稿であります。しかし、「さすが」に小沢一郎。このような世論を敏感に感じ取り、「参議院選挙に勝ち目が無い」と見るや代表選から、急遽「敵前逃亡」。後から付けた理由は「年金が義務化される前の未納があったので政治家として責任を取る」とのこと。まぁ、これは、後任の岡田代表が小泉首相(同様に、年金が義務化される前の未納を公表)に難くせを付ける一助に考えたものでしょう。義務化される前の年金に対して政治的に責任をとりたいなら、代表を受けるような素振りを何故したのでしょうか。

 結局、小沢は、負ける戦いに挑んで「選挙に強い小沢カリスマ」の完全崩壊することを避けて、岡田代表に対して影響力を残そうと判断した自己保身でこのようなことになったのだろうと辛口の私は見ています。やはり、小沢は「策士:小沢一郎」だなぁ・・・。

 民主党の若手諸氏!若し反論があるなら、何故、岡田代表を無選挙で代表にしてしまうのですか。あれだけ「世代交代云々」と声高にテレビで叫んでいた人たち!小沢の敵前逃亡に激怒して、執行部に反旗を翻し、代表選に立候補してはいかがでしょうか(でも、無時間切れでしょうか)。皆さんもやはり「民主党的」なのでしょうか・・・・。

お詫び:今回は、原稿を急遽追加修正しましたので少し長くなってしまいました。今後は、浜田まさよし、コンパクトに意見発信をする予定です。乞うご期待!