2004.05.22(土)
民主党・新岡田代表の「わかりにくい」対応
― 年金法案を政争の具にすべきではない ―

   日経新聞によれば、岡田代表は21日の民主党年金改革推進本部で「三党合意を忠実に実行すれば与党がついて来れなくなる。年金法案を廃案に追い込み、三党合意の自然消滅を目指す」と語ったという。
 年金法案は、与党と民主党との「3党合意」を踏まえて(1)社会保障全般の一体的見直し(2)一元化を展望した検討――の2項を付則に追加する修正案が自民、公明、民主3党などの賛成多数で可決され、同改革関連法案は一部修正の上で参院に送付されています。
 確かに、その採決には、小沢一郎議員をはじめ、一部の造反があったのは事実です。しかし、代表辞任表明で菅直人氏が「一致結束して本会議に出席してほしい。それができないなら100年たっても政権はとれない」と結束を求めたものです。
  そもそも、岡田代表ご自身は、3党合意を受けたこの付則追加の修正案に賛成されたはずです。そのとおり修正した政府案の廃案を目指すというのは、あまりにも国民にわかりにくい対応ではないでしょうか。さらに言えば、自ら責任を持って担当した「3党合意」を「相手が実行できないだろうから自然消滅を目指す」というのは、与党に対して失礼な発言であります。「相手が守れないだろうから、約束を反故にする」というのは子供の世界でも通用しません。
 もとより、参議院は「良識の府」であり、衆議院のカーボンコピーではありません。しかし、それは、参議院議員の一人一人の見識に基づいた審議が展開されるからであり、もとより、党首による「政争の具にしようとする野心」に左右されるべきではないと思います。
 浜田まさよし、今後も正論を訴えてまいります。