2004.06.10(木)
昔の野党に戻った民主党
― 年金改正法・国会審議に思う ―
   本国会の焦点となっていた、年金改正法が6月4日から5日にかけての参議院本会議で可決され成立しました。
 この国会審議において目に付いたのは民主党の「昔の野党」返りです。牛歩戦術、問責決議案連発による時間切れ狙いの対応で、政策論議のかけらも無い対応でした。せっかく民主党として用意された「対案」は何のためであったのか、疑問に感じたのは私だけではないでしょう。
 民主党の「年金法改正審議」には以下の3つの問題があります。

1.審議時間を十分に活用しなかったという点。参考人質疑や公聴会を含めれば、衆議院40時間、参議院36時間という審議は、通常の法案に比べ十分な時間です。民主党はこれらの時間のほとんどを、年金未納問題や小泉総理の30年前の会社員時代の質疑に終始して、実質的議論をしようと姿勢が感じられませんでした(こういう「スキャンダル」を取り上げた岡田代表が通産省時代の兼職違反というスキャンダルで世に問われるとは皮肉なものです)。

2.6/3の参議院厚生労働委員会での実力行使未遂。当日、民主党の若手や秘書が100人以上も終結し、審議妨害の実力行使の準備をしているとの情報がありました。与党が野党の質問時間を打ち切ったとして「非難」されたが、これは、あくまで「正当防衛」の「肩透かし」であったのです。

3.最後は、延々20時間にも及ぶ参議院本会議での異常な対応。壇上でゆっくり水を飲んだり、黙ってニヤニヤしたりという森ゆうこ議員の3時間に及ぶ「演説(戦後最長)」はただ演台を占拠していただけです。さらに異常なのは、中立であるべき副議長(民主党)による党利党略に走った「散会」宣言。ともに、国会の威信を傷つける暴挙です。

 民主党は「政権担当能力」を国会の場で堂々と演説する党ではなかったのでしょうか。
 しかし、民主党の新しい執行部の顔ぶれ・年齢(下表参照)を見れば、このような「昔の野党返り」はさもありなんと、思ってしまいました。
 このような戦術におぼれる政治は国民の不信を助長するだけです。浜田まさよし、政策論議で「真っ向勝負」に挑みます。
(私は通産省・経済省通じて、兼職違反は一切ありません、念のため。)

 

前任

現職

年齢差

代 表

菅 直人 (57)

岡田克也 (50)

▲7

幹事長

岡田克也 (50)

藤井裕久 (71)

+21

国対委員長

野田佳彦 (47)

川端達夫 (59)

+12

政調会長

枝野幸男 (40)

仙谷由人 (58)

+18

平均年齢差

+11