2007.05.11(金)
映画で見るアフリカの悲惨
「ホテル・ルワンダ」・「ブラッド・ダイアモンド」
2006年9月末に安倍内閣発足と共に、アフリカ担当の外務大臣政務官を拝命した。今までは、疎遠であったアフリカの国々の歴史を少しでも実感するため、4回にわたり計10カ国訪問するとともに、アフリカを、特にその悲惨な歴史を描いた映画を見ることにしている。
最初のアフリカ出張に合わせて、訪問国アフリカ東部の国・ルワンダの悲惨な歴史を描いた「ホテル・ルワンダ」を見た。一見温和な現大統領(ツチ族)と現首相(フツ族)の民族間で100日間に100万人が鉈(なた)や斧(おの)で惨殺しあった歴史の事実、マスメディアを使った扇動、国連PKOの無力さ等を肌身で実感した。
また、先月(4月)、「ブラッド・ダイアモンド(レオナルド・デカプリオ主演)」を見た。この映画は、アフリカ西部の国・シエラレオネで、1991年に蜂起した反政府軍(RUF)が同国で産出されるダイヤモンドを財源に、反政府戦闘行為を断続的に継続し、多くの子どもたちが、惨殺・拉致され、強制労働や児童兵として戦うことを強いられ、最後には自分の親をも殺そうとする様を描いている。
いったん和平が達成された紛争の約半数が、5年以内に新たな紛争を勃発しているといわれている。新たに創設された国連平和構築委員会ではルワンダと同様、ツチ族とフツ族の紛争に悩んだ隣国ブルンジとシエラレオネをそのモデル国とした。地球平和主義に向けて日本の真価が問われている。