ハマダレポート Vol.312.ーオバマ大統領の広島訪問実現へー

ハマダレポート Vol.312.2016.5.16

ーオバマ大統領の広島訪問実現へー

先週、オバマ米大統領の被爆地・広島訪問が日米両国政府から発表になりました。

公明党は、山口代表を先頭に、ケネディ駐日大使や、キッシンジャー元国務長官など、訪米の際に面会した有力者に一貫して要請してきました。

私自身、民主党政権時の2011年、「オバマ大統領の訪日は時期尚早」と外務省高官が発言したことを、質問主意書で糺して、「オバマ米大統領の被爆地訪問が実現すれば意義深い」との政府見解をとりまとめさせてきました。

今回のオバマ大統領の被爆地訪問を契機に、停滞している「核兵器のない世界」への国際的連帯を強化していかなければなりません。

先週までの2週間、ジュネーブで、「核兵器のない世界」に向けての法的枠組み等を検討する、国連作業部会の実質的審議が行われました。

米、英などの核兵器保有国は参加しませんでしたが、日、豪、加、独などの同盟国も積極的に参加し、8月に国連への勧告をとりまとめることとなっています。

核兵器保有国・同盟国と、非保有国の対立になりがちな議論を仲立ちし、その橋渡しをする日本の役割が期待されています。

さらに、36年ぶりの朝鮮労働党大会で、金正恩氏は北朝鮮を「核兵器国」と位置づけるなど、核不拡散条約(NPT)に真っ向から挑戦する姿勢を、改めて明らかにしました。

このような無謀な挑戦に対して国際社会が断固立ち向かう、国際的連帯を呼びかる上でも、被爆地・広島でのオバマ大統領の所感表明は重要な意味を持つと考えられます。

公明党が連立与党にいなければ、米大統領の被爆地訪問は実現しなかったと言っても過言ではないでしょう。

「核兵器のない世界」を単なるスローガンではなく、現実の世界で一歩ずつ。浜田まさよし、さらに進めて参ります!

 

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