[No.1211] ハマダレポート Vol.113 ー高卒認定制度の改善を一歩ずつー

ハマダレポート Vol.113 2012.6.11

ー高卒認定制度の改善を一歩ずつー

日本学生支援機構から、平成24年度の奨学金の新しいパンフが届きました。

高卒認定試験合格者の奨学金利用について今まで全く触れられておらず、大学側の不親切な対応があった問題。昨年8月に横浜のあるお母様Aさんの指摘で、支援機構に改善を求め、新しいパンフには3か所に目立つように記載されました!

さらに、従来適用されていなかった認定試験合格者の外国大学進学にも適用する問題。これも質問主意書で改善を求め、本年1月から適用になり、Aさんの御子息が無事進学されました。おめでとうございます!

一方、高卒認定試験は、昔の「大検制度」を大学受験のための資格試験から、広く「高卒資格」として認定しようとするもの。各種試験の「高卒」の受験資格においても、同等としての扱いを広げていくことが求められます。

本年2月にまず国家資格試験から同等に扱うべきと、質問主意書で実態調査を政府に要求。

政府から「特定の学科を修めて卒業することを求める場合を除き、同等に扱うことを検討する。」との答弁を勝ち取りました!

その第一弾として、3月7日、厚生労働省労働基準局長から「作業環境測定士(1級・2級)」の受験資格の「高卒」に高卒認定試験合格者を追加する 通達が発出。

「作業環境測定士」とは、労働安全衛生法で義務付けられている粉じんや化学物質などの職場環境の測定・分析し、改善を行う国家資格。毎年約2500名以上が受験しているものです。

高校中退者は近年では少し減ってきたものの未だ5万人を上回っている現状。

くじけても、再チャレンジできる社会へ一歩ずつ、浜田まさよし、進めてまいります!




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