[No.1077]憲法記念日街頭

110503.JPGのサムネール画像5月3日、横浜駅前で、憲法記念日街頭をさせていただきました。

先月の統一地方選挙、皆様のご支援を頂き、公明党が、神奈川県会、横浜市会をはじめとする、多くの市議会、町議会で大勝利させていただきました。心より御礼を申し上げます。

この度の統一地方選挙、東日本大震災のさなか、異例な選挙となりました。しかし、「こういうときこそ、支え合う日本を、安全・安心の日本を」との皆様のお声。公明党はネットワーク政党です。しっかりと受け止め、今後、一つ一つカタチにさせていただきます。

 この度の原発災害。日本の総力を結集していち早く収束しなければなりません。

東京電力は3ステップの収束案を示しましたが、これはあくまで東京電力の発電プラントの収束案です。これに対応した被災されている方々の生活の再建案が政府から全く示されておりません。

それどころか、放射能が検知される瓦礫は廃棄物処理法上どう対応するのか。福島での学校の校庭の表面の土を剥がした方がよいのか、悪いのか。

農産物や畜産物の賠償についても、4月28日に紛争審査会の一次指針が出されましたが、それに基づく具体的賠償手続きどころか、仮払いの考え方も出ておりません。

さらに、飯舘村の皆様。5月末までに計画避難せよと政府は命令しておきながら、じゃどこに行けばよいのか。残していく牛の世話はどうするのか。全く政府から具体的な計画は出てこない。

 何故、このように政府の災害対策・原発対策このように、緩慢なのか。

・福島の南相馬市の方が仰いました。「国に何がないのか、心がありません。打つ手打つ手に、被災者への思いやりや心配りがない」

まさに、今、政治に心が、思いやりが、心配りが求められています。

我々、公明党は、3.11大震災以降、ネットワーク政党として、被災者の皆様の声を政府に届けて参りました。少しでも政府の対策に「心配り」や「思いやり」が増すように、現地に回り、政府に提言をして参りました。私自身、3度にわたり総理官邸に緊急提言を行い、参議院の予算委員会で2度にわたり質問もさせていただきました。

菅内閣に被災者の方々の思いを心を直接ぶつけさせていただくためです。

福島の方々は、地震、津波に加え、原発、さらに風評被害に苦しんでおられます。自分たちは何も悪いことはしていないのに、テレビ、新聞で福島、福島と言われる。その風評を止めて欲しいと、その思いの一つとして、原発の名称を「東京電力福島第一原子力発電所」と正確に標記して欲しいと要望書を出された。しかし、菅総理自身がワシントンポストなどのへの寄稿文において、未だ「Fukushima」と書いている。

このことに対し、先週の予算委員会、菅総理は「修正を検討したい」と答弁しておきながら、1週間経っても、首相官邸のホームページは未だ修正されていません。

まさに「心がない」というか、まさに、「鈍感内閣」です。

 
この原発対応は、安定するまででもこれから6ヶ月から9ヶ月。好むとこの混ざるにかかわらず、この問題に我々は向き合わなければなりません。

この「鈍感内閣」に少しでも「心を込めた対策」を実施するよう、皆様のお声を、今以上に届け、そして、それをカタチにしていくことをお誓いし、そのことがこの度の統一地方選挙で公明党を支援頂いた皆様への恩返しであると改めて決意させていただき、私の挨拶とさせていただきます。

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