[No.864] 「ブログ100日」第74号ーがん登録を推進ー

第74号(6月14日)ーがん登録を推進ー

神奈川県では女性のがん対策のための署名を行い、154万人もの署名を松参議院議員、古屋衆議院議員とともに3月29日に長浜厚生労働副大臣に届けさせていただいた。その模様を報告したアンサーちらしを見たご友人から、「がん登録制度」を是非政府で取り上げてほしいとのご要望をいただきました。「がん登録制度」とは、がん治療を受けられた患者さんの発見経緯(がん検診、人間ドック、他疾患経過観察中など)、診断名、進展度、診断根拠、治療手法(外科、内視鏡、放射線、化学療法、免疫療法、内分泌法)、医療機関、カルテ番号などを全国的に登録し、がんの研究・治療に役立てようというものです。医療機関内でのがん登録を行う「院内がん登録制度」は現在、連携拠点病院337箇所で実施れています。また、自治体単位の「地域がん登録制度」については1950年代に広島市、長崎市、宮城県で開始され、次いで1960年に大阪府、愛知県等ではじめられ、現在、神奈川県を含む38道府県1市で実施されています。しかしながら、未だ国全体の制度とはなっておらず、ご友人のご指摘のように、がんの研究者にとって、疫学的研究等の為のデータ収集が困難な作業となっています。公明党は06年にがん対策基本法を成立させましたが、その付帯決議に「登録制度の向上並びに個人情報の保護を徹底するための措置について検討を行い、所要の措置を講ずる」ことを盛り込みました。がん検診などがん対策の効果を測る尺度として「がん登録」、浜田まさよし、進めてまいります。

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