[No.936] 公立小中学校施設の耐震改修100%を目指します!

 文部科学省は7月21日、今年4月1日現在の全国の公立小中学校施設の耐震改修状況調査の結果を発表しました。

 同省によると、小中学校施設の耐震化率は、73.3%(前年比6.3ポイント増)で過去最大の伸び率になりました(神奈川県は96.1%で全国1位、静岡県は94.3%で全国2位)。その結果、耐震性がない建物(耐震診断未実施の建物も含む)は、41,206棟から33,134棟(前年比8,072棟減)に減少しました。これも地元の市会町会議員の努力の賜物です。

 しかし、全国公立小中学校の校舎や体育館124,238棟のうち、耐震性が不十分か、耐震診断を実施していない施設が未だ33,134棟(全体の26.7%)あり、このうち震度6強の地震で倒壊する危険性が高い建物が7,498棟(内、5,116棟は耐震診断を受け、震度6強で倒壊する危険性が高いと判定されている)あると報道されています(7月22日付読売新聞)。

 早速、調査したところ、大規模な地震によって倒壊等の危険性が高い(IS値0.3未満)建物は、神奈川県では38棟、静岡県では24棟となっています。以下、一覧表を掲載。(記載している小中学校はHPで公表されている学校です) 

【神奈川県】
●横浜市4棟【釜利谷西小・あざみ野一小(H22年度耐震工事予定)・富士見中・旭中(H22年度耐震工事予定)】、●川崎市7棟【(H22年度耐震工事予定)、(東高津小・上作延小・大師小・百合丘小(校舎2)・大師中・西中原中)】、●横須賀市2棟【(H22年度耐震工事予定)、(諏訪小(校舎・屋体))】、●平塚市 3棟、●鎌倉市5棟【七里ガ浜小(屋体)(H22年度耐震工事予定)・腰越小(屋体) (H22年度耐震工事予定)・関谷小(屋体)(H22年度耐震工事予定)・大船中(校舎・屋体)】、●秦野市2棟、●座間市1棟(西中)、●南足柄市1棟、●葉山市2棟【(H22年度耐震工事予定)、(上山口小(屋体)・南郷中(屋体)】
                  注1:1次診断からの推計1棟、未診断からの推計10棟、計38棟
                  注2:屋体は屋外体育館

【静岡県】
●浜松市3棟【北部中(校舎3棟)(H23?24改築予定)】、●沼津市2棟【第三中(屋体)(H22年度改築完了)、静浦中(屋体)(H22年度旧静浦小へ移転完了)】、●熱海市4棟【小嵐中(校舎・屋体)・熱海中(校舎・屋体)】、●伊東市2棟【北中(校舎2)】、●焼津市3棟【焼津中(校舎3棟)(H22年度補強完了)】、●御殿場市3棟【玉穂小(校舎)(H23年度改築完了予定)・南中(屋体)(H23年度改築完了予定)・原里小(校舎)(H24年度改築完了予定)】、●裾野市1棟【富岡中(屋体)(H22年度改築完了)】、●伊豆市2棟【中伊豆中(校舎)(H22年度補強完了)・天城中(校舎)(H22年度補強完了)】、●小山町1棟【北郷中(屋体)(H22年度改築完了)】
                  注1:未診断からの推計3棟、計24棟

 6年前の初当選以来これまで取り組んできた公立小中学校の耐震化。当時なかなか進まない耐震改修(当時の耐震化率49.1%)を加速させ、この6年間で、73.3%まで改修することができました。浜田まさよしは、地元の議員とも連携し、公立小中学校の耐震率100%目指して、全力で取り組んで参ります。(下線の学校が本年度末で耐震化が未達成の学校です)。

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