[No.1097]ハマダレポート Vol.66 ー「奇跡」は起きるかー

ハマダレポート Vol.66 2011.7.18

ー「奇跡」は起きるかー

子供お笑いコンビの”まえだまえだ”主演の映画「奇跡」が公開されています。

両親の離婚で福岡と鹿児島に分かれて住むようになった幼き兄弟。

九州新幹線が開通する日、博多から南下する”つばめ”と鹿児島から北上する”さくら”が超高速ですれ違う瞬間を目撃すると奇跡が起きて願いが叶う。そんな噂を耳にした兄弟が家族四人の生活を夢見て計画に出る・・・。果たして「奇跡」は起こるのか。

監督・脚本は、7年前、子供のネグレクト(育児放棄)を題材にした「誰も知らない」でカンヌ映画祭で高く評価された是枝裕和(これえだひろかず)氏。初当選直後、児童虐待問題に取り組むきっかけを頂いた作品でした。

この5月、私が委員長を務める参議院法務委員会で東京里親会の会長さんから「家族には奇跡が起きる」とお聞きしました。

今まで20名もの子供たちを里親として育ててこられ、その半数以上は親から虐待を受けていたとのこと。虐待を受けた子供は決して親に心を開かない。しかし、何らかの「わだかまり」が解けた瞬間、信じられないように再び普通の親子として通じ合えるという。

“子供”が40代、50代になってからでも起きるこのような「奇跡」。

それを信じて、浜田まさよし、進めて参ります!

 

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