[No.1195]ハマダレポート Vol.107ー灰色の「無罪」、政治家の責任とは?ー

ハマダレポート Vol.107 2012.4.30

ー灰色の「無罪」、政治家の責任とは?ー

小沢一郎元民主党代表の判決が先週26日、東京地裁から言い渡されました。

04年の世田谷4億円の土地取引に関連して秘書三人が政治資金規正法違反で有罪判決を既に受けており、今回の判決でも改めて追認されました。

95ページの判決文。小沢元代表の「収支報告書を一度も見ていない」との供述は「信用性が乏しい」と指摘し、秘書らによる一連の不自然な操作について「報告を受けて了承していたものと認められる」とも認定しました。

問題は、「共謀」があったがどうか。結果は小沢元代表に「故意責任」を問う証拠が不十分とされました。

「疑わしきは罰せず」 つまり、「灰色」は「シロ」が国民を守るための刑罰の大前提。

しかし、政治家が同じ前提も良いのでしょうか?

「李下(りか)に冠(かんむり)を正さず(疑われることはすべきではない)」 何よりも「信なくば立たず(国民からの信頼があって政治は成り立つ)」が政治の大前提であるべきです。

判決文の最後の部分。「被告人が秘書任せにしていることは政治資金規制法の精神に照らして芳しいことではない」 

秘書が違反した場合には政治家自身の公民権停止を内容とする政治資金規正法改正を公明党は既に国会に提出済みです。審議を逃げまどう民主党・・・。

「秘書が、秘書が・・・」許さない!浜田まさよし、先ずは小沢元代表の国会での説明を求めてまいります!


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