[No.1457]ハマダレポート Vol.206ー執念で勝ち取った西湘海岸保全事業ー

 ハマダレポート Vol.206 2014.4.14

ー執念で勝ち取った西湘海岸保全事業ー

昨年10月、伊豆大島を直撃した台風26号。神奈川県二宮町の西湘バイパスの高架下で遊んでいた小学生2人が高波にさらわれ、命を落とすという痛ましい事故がありました。

相模湾に面する西湘海岸は海岸の浸食が激しく、50メートル以上もあった砂浜が今は10メートルというところもあり、台風のたびに大きな事故に見舞われてきました。

平成19年9月の台風9号では約50万立米の砂が沖合に流出し、護岸が倒壊。西湘バイパス自体が長期間通行止めとなる被害も・・・・・。

公明党は、地元町市会議員・県会議員と連携し、平成22年度、砂浜の浸食食い止めのために砂を供給する養浜(ようひん)事業に初めて国費補助を勝ち取り、海岸保全を進めてきただけに、昨年の高波死亡事故には大きなショックを受けました。

「養浜でだめなら、砂が流れ出さない抜本的な海岸改造を国の事業で行おう!」

事故翌月の11月には、神奈川県知事や二宮町長らとともに、太田国土交通大臣へ、公明党神奈川県本部の国会議員・県会議員で直接要請を行いました(11月16日付け公明新聞)。

そして、この度の平成26年度予算。西湘海岸保全整備事業がついに、国直轄事業として認められたのです! 国直轄の海岸保全事業としては関東沿岸で初めてです。

人工岩盤6基を埋め込み、小田原市酒匂川から二宮・大磯までの13キロにわたり30メートル以上の海岸を復活させるという総事業費181億円というプロジェクト。

平成26年度は初年度として約1億円の予算で、測量・設計がいよいよ開始。防災だけではなく、観光・漁業にもプラスの効果が期待されています。

海岸を守り、命を守る。浜田まさよし、公明党のネットワークで進めます!



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