[No.1091]ハマダレポートVol.62 ーコンピュータ・ウイルスを取り締まるー

ハマダレポートVol.62  2011.6.20

ーコンピュータ・ウイルスを取り締まるー

他人の携帯電話やパソコンなどに侵入して個人情報や盗んだり、次々と「感染」させてネットワーク社会を混乱させるコンピュータ・ウイルス。

被害相談は急増しており、昨年は327件でこの3年で1.6倍。しかし、ウイルス作成に直接の罪名がないため器物破損などで検挙できたのは3年間でたった4件(0,5%)。

参議院法務委員長として、これを取り締まる法案を担当しました。

審議は大変。「過剰な規制がソフトウェア作成者の権利を侵害する」、「通信業者に過大な負担になる」などなど、この1ヶ月間、毎日多くのメールが届き、反対する方々が国会事務所に押しかけてきました。

過剰な規制にならずに、かつ、卑劣な犯罪は防ぐにはどうすればよいか。

コンピュータの専門家やこの分野に長年取り組んでこられた弁護士の方を参考人として招き、揺れる大臣の答弁を修正させ、過剰にならぬよう捜査当局の要請件数を毎年国会報告させるなど、「立法府としての意思」を示して6月17日に成立となりました。

併せて、わいせつ画像を不特定多数にメールで送付する行為も刑罰とし、子を持つお母様方からの声もカタチに。

実はこの法案、7年前、自公政権時代に民主党などの反対で廃案になった法案が母体となったもの。今回も共産、社民は反対しました。

反対をあおるのでなく、合意を目指す。浜田まさよし、一歩ずつ進めます!

 

 

 

関連記事