[No.1125]ハマダレポート Vol.81 ー「高額療養費」の改善一歩ずつー

ハマダレポートNo.81 2011.10.31

ー「高額療養費」の改善一歩ずつー

昨年12月のハマダレポート Vol.35 で紹介した「高額療養費制度」の窓口負担の軽減。政令が10月21日に公布され、来年4月1日から施行されることとなります!

この取り組みの発端は、昨年2月に相模原のご婦人からのお手紙。

慢性骨髄性白血病で外来・抗がん剤治療を受けておられましたが、保険適用でも月10万円の自己負担。高額療養費制度で当初月約8万円、4回目から月約4万4千円の限度以上が返ってきますが、それは3ヶ月後。さらに新薬の治療を受けると自己負担は月18万円。当座54万円の現金の用意を考えると躊躇せざるを得ないというご相談でした。

昨年5月と11月、2回にわたる質問主意書で閣議決定を勝ち取り、来年4月からは、入院だけでなく、外来の場合も限度以上は窓口負担なしになります! 抗がん剤以外でもリュウマチなどの高額治療の方にも朗報だとお聞きしました。

一方、公明党が主張して来た、中所得者の負担軽減についても、厚生労働省の諮問機関が見直し案をこの10月、ついに示されました。約8万円の限度額を所得に応じて、6万2千円、4万4千円に引き下げ!

しかし、問題はその財源。窓口負担を一律100円値上げする案になっています。これでは、複数の病気にかかり受信回数が多い方の負担が高まります・・・・。

さらに改善を一歩ずつ。浜田まさよし、皆様の声に耳を澄まし、進めます!

 

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