[No.844] 「ブログ100日」第59号ーニート対策の最前線ー

第59号(5月30日)ーニート対策の最前線ー

ニート:それは、教育訓練も受けず、就職もしない(又はできない)若者たちの略称。今、日本で約80万人といわれる。公明党は、いち早くニートの自立政策を提唱し、06年から「若者サポートステーション(通称サポステ)」の全国配置を推進してきた。本年度で100箇所、神奈川では4箇所が運営されている。特に、相模原のサポステは今年度から、積極的に訪問するアウトリーチ事業を今年度から開始している。5月28日に現地に訪問させていただき、貴重な意見をお伺いした。ニート対策で重要なのは、高校中退、不登校段階からの対応との認識の下、市内16校の県立高校との校長会、さらには個別に高校を訪問して、出前サポステを各高校で行うことが予定されている。親御さんのあせる気持ちはあるようだが、本人がニートから脱出する気になっていない段階での家庭訪問は逆効果とのこと。そういう場合はむしろ親御さんとの面談を繰り返す。また、最近重要となってきているのは、生活保護を受ける若者への支援。やはり、自立しようという気持ちを失うと生活が乱れてくるという。また、生活保護を受けている親御さんの子弟については高校進学率が一般家庭より1割低いという。貧困の再生産を防ぐためには、中学段階からの学びなおし支援から高校進学、そして就職までの一貫したサポートが重要とのことであった。まさに、ニート対策の鍵、それは、福祉政策と教育、労働政策の連携、国、県、市の連携である。新しい福祉へ、ネットワーク政党、公明党の出番です。

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