[No.978]都筑区センター北駅・桜木町駅街頭ー貧しさの鎖・心の鎖ー

101018センター北駅.JPG

ハマダレポート Vol.27 2010.10.18

ー貧しさの鎖・心の鎖ー

10月12日、生活保護世帯の中学三年生に対して学習支援を行っている「はばたき教室」(横浜市保土ヶ谷区)を訪問しました。

神奈川の全日制高校進学率はここ7年間連続して低下して88%となっていますが、横浜市の生活保護世帯の場合はさらに低く66%に留まっています。これは「高校無償化」だけでは解決しそうにはありません。

というのは、その理由が単に経済的事由や学習の遅れだけではないからです。子どもたちや保護者に「何とかしても高校に進学しよう」という意思が弱い家庭が多いというのです。厳しい生活環境の中、将来の学生生活がイメージできず、投げやりになりがちな子どもたちにとって、若い大学生が寄り添いながら、「自分にも楽しい学校生活があることをイメージできることが最も重要」と武藤理事長のお話が心に響きました。

武藤理事長に初めてお会いしたのは3年前。地元港北区でフリースクールを運営されており、その高校出席扱いや学割適用など、子どもたちの不登校対策をともに進めて参りました。

堺市の調査では生活保護の世帯主の4分の1が生活保護世帯の家庭で育ったとのこと。貧しさの次世代への連鎖を断ち切る鍵は子どもたちの「心の鎖」を解き放つこと。浜田まさよし、子どもたちの目線から一歩ずつ進めます。

,

関連記事