[No.635] 多剤耐性結核を救え!

091208結核.JPG12月8日、ストップ結核パートナーシップの白須代表理事、リザルツ三浦事務局次長、大塚製薬堀部長、石川ディレクターの訪問を受け、大塚製薬とパートナーシップが進めている多剤耐性結核に対する新薬開発の状況について、議員連盟の事務局長としてお話をお聞きしました。

日本では過去の病気と思われている結核ですが、世界では約180万人が死亡しています(私が外務大臣政務官の時の3年前は160万にと言っていたのに20万人も増えていることが残念でなりません)。特に、近年問題になっているのが、いままでの薬では治療できない多剤耐性結核です。死亡者数が増えているにもかかわらず、結核薬は先進国での患者減少により、この40年間新薬の開発は行われていませんでした。この分野で、多剤耐性結核にも効く新薬開発を開発しているのが大塚製薬の石川博士のチームです。現在、日本、中国、韓国、フィリピン、エジプト、米国、ラトビア、エストニア、ペルーの9カ国17施設でフェーズ2の治験を実施中です。途上国の治験データー信頼性向上にパートナーシップが基金を作ってサポートしています。2011年の日米薬事承認に向け、ご健闘をお祈りします。

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