[No.1484]ハマダレポート Vol.212ー介護制度についてのご相談ー

ハマダレポート Vol.212 2014.6.2

ー介護制度についてのご相談ー

 先日、横浜在住のご婦人から介護保険に関するご相談をいただきました。

 63歳のご主人が肝硬変と糖尿病を患い、介護保険の申請をしようとしたところ、肝硬変では受け付けてもらえず、糖尿病で申請し直したそうです。

 肝硬変で自宅療養されている方も多いことから、今後は肝硬変でも介護サービスが受けられるようにならないかとのご相談です。
 
 介護保険制度では、介護サービスを受けられるかどうか、65歳を境にして条件が異なります。

 65歳以上の方(第1号被保険者)の場合は、介護が必要になった原因にかかわらず、日常生活の基本的な動作について介護が必要と認められた方です。
 
 40歳から64歳の第2号被保険者の場合は、介護が必要になった原因が加齢に伴う16種類の特定疾病(糖尿病、末期がん、関節リウマチ、初老期における認知症等)に限定した制度になっているのです。

 公明党は、従来からこのような要望を受け、肝硬変を含む肝臓機能障害を、平成22年4月から身体障がい者手帳の交付対象として追加することに尽力し、これまでに6千名以上の方々が認定されています。

 この認定により、障害福祉サービスとして居宅介護(ホームヘルプ)やショートステイなどの介護給付及び訓練等給付や、各自治体で実施している援助など広範な支援を受けることができるようになりました。
 
 さらに制度改善から4年が経ち、厚生労働省は今までに実施した肝炎患者の生活実態の調査研究等を踏まえ、認定基準の緩和も今後検討していくとしています。

 いよいよ、今週から私の属している参議院厚生労働委員会で、医療・介護総合確保推進法案の審議がスタート。
 
 さらなる医療と介護の総合的な受け皿づくりへ、浜田まさよし、議論を深めて参ります!

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