[No.1425]ハマダレポート Vol.197ー 草の根からの復興再生ー

 ハマダレポート Vol.197 2014.2.10

ー 草の根からの復興再生ー

被災地支援のNPOをバックアップする「社会的起業(ソーシャルビジネス)」助成制度。

公明党のネットワークで事業延長が決まったことは、昨年9月にハマダレポートVol.175でご紹介したとおりです。 

先日、その成果の一端をお聞きしに、同僚議員とともに福島県田村市や福島市を訪問させて頂きました(1月24日付け公明新聞)。

田村市で、里山の自然を生かし、福島復興の人づくりや、ボランティアの交流拠点づくりに取り組まれているNPO法人「蓮笑庵(れんしょうあん)くらしの学校」。

復興支援に取り組んで頂いている方々に、蓮の池の間に点在する庵で「ほっとほほえんでいただくひとときを」と亡くなられた民画家のご主人のアトリエを開放して頂いています。

また、同じ田村市の滝根町で、ポリフェノール豊かな黒米の栽培から、その米粉を練り込んだうどんやドーナッツなどの加工食品製造の「福福堂」。

若いご夫妻は東京と神奈川から移り住んで、「福島から福を届けよう」と取り組んでおられます。

一方、障がい者の就労の場を拡げたいと、「Cafe桑の実」という柔らかな雰囲気の喫茶店を福島市でオープンされたNPO法人「天使の唄」。

今までお化粧もしたことがなかった被災地の障がい者の方が、接客業の中で「きれい」になり「おしゃれ」になって、調理師になりたいとの夢に向かって歩み出すその姿に、代表も「もっと輪を拡げていきたい」と語っておられました。

さらに、仮設住宅の方々と、手作りの工芸品や、シフォンケーキづくりに取り組み、その販売市場までプロデュースされている、一般社団法人「手づくりマルシェ」。

福島駅から飯坂温泉までの電鉄飯坂線の12の駅を丸ごと活用した、昨年秋の「駅カフェ・ボン・マルシェ」は大好評で、今年も4月の第四土曜に、電鉄フリー切符とともに企画されています。

福島の復興再生の鍵を握る「人間の復興」。その原動力は「草の根」です。

雪の間から顔をのぞかせ始めたその「若い芽」から「新しい東北」へ。浜田まさよし、大事に育てて参ります。

 

 

 

 

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