ハマダレポート Vol.395. ー現実を直視しつつ、核廃絶の理想へー
ハマダレポート Vol.395. 2017.8.7
ー現実を直視しつつ、核廃絶の理想へー
8.6、8.9。広島及び長崎に原子爆弾が投下されて、72年を迎えます。
7月7日、国連で採択された、核兵器禁止条約。核兵器の製造、保有、使用だけではなく、その威嚇も禁止する、包括的な条約です。
しかし、2015年からの一連の国際交渉の中で、核保有国と非保有国の亀裂が深まり、米英仏露中の核兵器国やその同盟国は参加しませんでした。
日本も、2015年、16年の会合では主導的役割を果たしつつも、17年会合では、冒頭演説のみで、投票会合には不参加・・・・。
先日、公明党広島県本部主催の平和創出大会に出席させて頂きました。
条約前文に、「ヒバクシャの受け入れがたい苦痛に留意する」ことが明記されたことに、「被爆地の思いが通じた」と、皆様は喜んでおられました。
その被爆地の思いに、公明党として寄り添わなければなりません。
党の核廃絶推進委員会座長を8年間務めさせて頂いて辿り着いた、「核兵器のない世界」を実現するための基本的考え方は、「現実を直視しつつ、理想の実現を目指し続ける」ということです。
現実を直視せず、理想のみを語ることは簡単です。「北朝鮮にはリアルな危険はない」と言い放った、ある政党の委員長がいました。
そのような政党の「核廃絶論」は、政府を批判するための「道具」であり、まともに実現を目指しているとは思えません。
「現実を直視しつつ、理想の実現を目指し続ける」
今回拡大してしまった、核保有国と非保有国との分断を、もう一度橋渡しするため、これらの国の有識者、さらには、広島、長崎代表からなる、「賢人会議」を日本が進めて参ります。
先週の4日、日本女性で初めて就任された、中満泉(なかみついずみ)国連軍縮上級顧問にお会いし、公明党の取り組みに大きな期待を頂きました。
今回の条約を、「一歩前進」から、「画期的一歩」とする時代状況を創り出していく闘い、浜田まさよし、再スタートです!
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