[No.607] 鳩山・オバマ日米首脳会談は何だったのか?

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恒例の桜木町での月曜街頭です。

本日は、先週13日、14日に初めて来日されたオバマ大統領と鳩山総理との日米首脳会談を取り上げました。

今回は、迷走する普天間移設問題を取り上げたくなかった日本。しかし、オバマ大統領から、「迅速な(expeditiously)解決、基本は守るべき」と口火を切られ、早期解決を約束し、作業部会設置となりました。

しかし、この合意を完全に反故にしたのが鳩山総理。APEC出席の為訪れていたシンガポールで、年内と言っていないとか日米合意が前提なら作業部会を設ける必要がないとか発言。さすがにこの発言に15日のNHK日曜討論に出席していた長島防衛大臣政務官も「正直びっくりした」と。わざわざ来日した米国大統領との会談をなんと考えているのでしょうか。あまりにも総理としての発言が軽すぎる。

さらに、鳩山総理が国連で表明した温暖化対策や核廃絶もメッキがはげる始末。温暖化では2020年に90年比25%ととてつもない高いカードを切りながら、米国とは2050年に90年比80%と、昨年のG8サミット合意より一歩も踏み出せず、さらにAPECでも途上国の理解も得られなかった。また、核廃絶も、オバマ大統領が「核兵器の存在がある限り、核の抑止力」と、「核には核」と「核の先制不使用」に含みを持たせたのに、日米共同宣言は全く過去と同じ、これでは、米国の核の先制不使用に日本が反対していると言われも仕方がない状況です。

いよいよ、今週から、参議院の外交防衛委員会、しっかり、鳩山内閣の外交防衛策の矛盾点を質していきます。

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