ハマダレポート Vol.315.ー特別支援学校のクラブ活動を支援ー

ハマダレポート Vol.315.2016.5.30

ー特別支援学校のクラブ活動を支援ー

三重県や岐阜県の児童福祉施設の関係者から、「特別支援学校の高校段階ではクラブ活動費が十分に支援されない」というお声を頂きました。

発達障がいの子どもたちが高校に進学する場合、普通高校が原則となっていますが、近年、保護者の意向などから特別支援学校に進学する子どもたちが増えています。

児童福祉施設の子どもたちが普通高校に進学している場合は、授業料、学用品代などの教科学習費、通学費等として支給される、月約2万円(私立の場合は月約3万円)からクラブ活動費を支出できることとなっています。

一方、特別支援学校に進学している場合は、学用品代として月4300円が支給されているだけであり、とうていクラブ活動の道具代に支出できないというお声です。

お調べしたところ、授業内の必修クラブの場合は、特別支援学校でも「教材費」として実費が支出できるとのこと。

しかし、課外クラブについては、道具代、遠征費等のクラブ活動にかかる費用は実費として、小中学校段階では支給されるようになっているのに対し、高校段階では除外されている現在の要綱・・・。

「障がいを背負った子どもたちにとって、自信をもつためにもクラブ活動は重要!」

6月をメドに厚生労働省が要綱改正することとなり、課外クラブも本年4月からさかのぼって支援できることに!

さらに、サッカー部など、部員が当該学校内では部員が集まらず、地域の市民クラブを学校のクラブ活動と認めている場合は、その活動費を支援できるという運用も明確化させて頂きました。

不登校のため、岐阜県の特別支援学校に入学したAくんは、技量や取り組み姿勢が高く評価され、高等部2年生の時にU18の日本代表25人の一人に選ばれ活躍。その後も、全国障がい者スポーツ大会のサッカー県代表となって、今も活躍しているそうです。

誰もが輝いてこそ、一億総活躍社会。浜田まさよし、一歩ずつ、進めて参ります!

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