[No.1661]ハマダレポート Vol.277.ー子どもたちの笑顔あふれる楢葉町へー

ハマダレポート Vol.277.2015.9.7

ー子どもたちの笑顔あふれる楢葉町へー

9月5日、全町避難で初めて、楢葉町が避難解除になりました。

抜けるような青空のもとの「復興祈念式典」に、高木経済産業副大臣と共に出席させていただき、皆様にご挨拶をさせていただきました(9月6日公明新聞1面)。

会場は福島初の幼保認定こども園であった、「あおぞらこども園」。現在、姉妹都市の会津美里町や近隣のいわき市の幼稚園、保育園に通っている園児たちの「弾ける笑顔」も帰ってきました。

前日の夜の前夜祭。町民の思い思いの言葉が色とりどりのマジックで書き込まれた3000本のキャンドルライト。

「子どもたちの 笑顔溢れる 楢葉町へ  復興副大臣 浜田昌良 」と、赤、青、黒で記し、子どもたちの笑顔の似顔絵をちりばめた私の作品も、全体の「こころ つなぐ ならは」の大文字の中でほのかな灯りをともし続けました。

人口7400名の楢葉町。避難解除前の準備宿泊を登録していたのはその1割。「条件が整えば帰町したい」とする方を含めれば、帰町希望者は40%、未だ迷っている方が35%という現状・・・・。

その「条件を整え」、「帰りたくなる町」に再生していくことこそ、我々政府の責務です。

今年10月、来年2月に楢葉町に相次いで医療機関を再開させます。それまでの間は隣の広野町への地域交通を拡充します。

また、その復興診療所や会場の「あおぞらこども園」の近隣に、複合商業施設、交流館を核として、若い世帯向けの宅地開発を行う、「コンパクトタウン」。復興庁としてその実現を後押しも。

祈念式典では代表の3人の子どもたちの作文が読み上げられました。

今まで不自由な仮設住宅での生活を強いられていた、小学4年生T君の作文。

「今日は僕にとって、とってもうれしい日。大好きな自分の家に帰って住むことができる。広い家で犬を飼いたい。」

避難解除は、「ゴール」ではなく、あくまでも「スタート」です。

子どもたちの一つ一つの思いをカタチに、浜田まさよし、さらに全力を尽くして参ります!


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