[No.932]鎌倉市大町釈迦堂口遺跡を視察

CIMG1472.JPGのサムネール画像7月26日、神奈川県鎌倉市にある大町釈迦堂口遺跡の保存を長年訴えられている衣張山自治会の前山洋子前会長らとともに同遺跡を視察しました。

同遺跡には、鎌倉時代のものとされる、山肌をトンネル状にくり抜いた切通(きりどおし)や、横穴式墳墓(ふんぼ)である「やぐら」が良好な状態で数多く残されています。

前山前会長によると「ここからは青磁(せいじ)の鉢など貴重な品も出土した」とのこと。ただ、近年になり遺跡用地が不動産開発業者に売却され、住民からは保存を求める声が高まっていました。

2008年12月に松あきら参議院議員(文化芸術振興会議長)と前山会長(当時)らは文化庁に対し、同遺跡の保護を強く要望。今年の5月には、国の文化審議会が、同遺跡を新たに国の史跡に指定するよう文部科学相に答申しました。早ければ8月上旬にも指定される見通しです。

また、4月に大雨の影響で崩落した「大町釈迦堂口遺跡」の敷地内にある釈迦堂口切通現場も視察。住民の方々より、「一日も早い道路の復旧を望みます」との要望を受けた。

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