[No.1202]通学路安全対策PT緊急提言

120516 通学路安全PT緊急提言.jpg5月16日、座長を務める党の通学路の安全対策プロジェクトチームと文部科学部会の合同で、平野博文文科相に、通学路の安全対策についての緊急提言を行いました。

  席上、私からは、京都府亀岡市で集団登校中の児童・保護者の列に軽自動車が突入した事故などに言及し「登下校時の児童が死傷する事故が立て続けに発生している」として、強い懸念を表明させていただきました。「惨事を回避するためには、通学路に危険・盲点はないか点検し、より一層安全対策を強化しなければならない」とも訴えさせていただきました。

 その上で1.先入観を持たず、子どもの視点で全国の通学路安全調査を実施すること 2.文科省の主導で、警察庁などの関係省庁と教職員、保護者などで構成する「通学路安全対策協議会」(仮称)の設置 3.通学路の危険箇所改善のため、予備費の活用を含め新たな対応を検討すること 4.今月29、30日に予定されている健康教育行政担当者連絡協議会で通学路の安全対策の周知を行うこと―などを要請させていただきました。

 平野文科相は、今月末の連絡協議会には自身が出席し、対策の周知を行う考えを示したほか、公明党の要望に理解を示し「しっかりと対策に取り組む」と応じました。

 要望ではこのほか、社会的に関心が高まっている今月21日の金環日食について、観測可能時刻が一部朝の通学時間と重なっていることを踏まえ、気を取られての事故などがないよう注意喚起の徹底も訴えています。

 また、党PTとしては、4月、5月に相次いだ事故の対策を重視しており、今後、無免許運転や居眠り運転、運転手のモラル低下などの課題に対しても検討を加える予定です。

 その上で、法整備も視野に、さらなる対策の強化を政府に働きかけることにしています。

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