ハマダレポート Vol.357. ー地球温暖化対策で世界に貢献ー

ハマダレポート Vol.357. 2016.11.7

 ー地球温暖化対策で世界に貢献ー

先週の金曜日の11月4日、全ての国が温暖化対策に参加する、パリ協定が発効しました。

先進国のみに義務を課し、結局、米国も参加をしなかった、1997年の京都議定書。途上国の温暖化ガス排出増等を受け、公平で実効的な枠組み構築への要請の高まりを受けたものです。

全ての国が、5年ごとの温室効果ガスの削減目標を策定し、レビューを受け、世界全体としての実施状況の検討を5年ごとに行うことに。

我が国は、2030年度に、13年比26%削減の目標を既に提出しており、官民併せて約1.3兆円の途上国支援も表明し、本年4月の署名式には早々に署名を済ませました。

一方、主要排出国の米国、中国による9月の協定承認に続き、インドやEUの一部加盟国も国内手続きを済ませたことから、55ヶ国以上、総排出量55%以上の協定発行要件を上回り(10月5日時点で74ヶ国、約59%)、その30日後に当たる11月4日、協定自体も発効することになったのです。

協定発効により、11月7日からモロッコのマラケシュで開催される、第22回気候変動枠組み条約締約国会合が、パリ協定の第一回締約国会合を兼ねることとなります。

我が国優れた省エネ技術などを活用し、世界全体で温室効果ガスを削減し、我が国削減目標に計上する、「二国間クレジット」。そのルール作りも大変な作業ですが、これからいよいよスタートします。

私自身、10月25日の参議院外交防衛委員会で質問に立ち、「日本の主張を貫き、反映を」と訴えさせていただきました。

10月28日の参議院に続き、協定発効日の11月4日に衆議院でも可決される予定でしたが、国会の不正常化により、採決が見送られたのは残念です。

日本をはじめとする、世界各地での最近の異常気象の頻発の背景には、地球温暖化があるとも言われています。

「人間の安全保障」を進めるためにも、地球温暖化対策で世界に貢献。浜田まさよし、公明党のネットワークで進めて参ります!

 

 

 

 

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