[No.824] 「ブログ100日」第45号ー第三政党としての底力ー

第45号(5月16日)ー第三政党としての底力ー

先日、新進気鋭の歴史評論家と昼食をともにした。第三政党として公明党が今まで日本の政治に果たしてきた、「抑制」「補完」「長期的方向付け」の3つの機能について評価をいただいた。第一に「抑制」。公明党は平和主義を貫いてきた。単に、野党として「戦争反対」と叫ぶだけでなく、実際に連立与党として自民党の右傾化を防いできた。PKO法、テロ特別新法、海賊対処法らの自衛隊関連立法を憲法9条の精神の範囲内に押しとどめてきたのである。第二に「補完」。どうしても自民党は目線が高かった。公明党は中小企業、庶民の生活からの発想から、政策を補完してきた。第三に「長期的方向付け」。どうしても第一党、第二党は目先の政権争いに終始しがちである。今後の日本の成長戦略は中国との連携なしにありえない。当時国内では大きく評価が分かれる中、公明党が一貫して中国との関係改善を主張してきたことが日本の財産になっていると評価いただいた。今、新党ブームの中で第三極がもてはやされているが、「政界再編」と叫ぶだけでは、真の第三政党とはなりえない。このような新党がどのような「抑制」「補完」「長期的方向付け」という機能を果たし続けようとしているのか。そのことを国民に示さなければ、単なる「2大政党の不満の捌け口」「離党者の受け皿」に終わってしまうのではないだろうか。第三政党の底力、浜田まさよし、発揮していきます。

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