[No.1549]ハマダレポート Vol.231 ー全国的な危険ドラッグ対策をー

ハマダレポート Vol.231 2014.10.13

ー全国的な危険ドラッグ対策をー

今年の6月、夜回り先生、水谷修氏から緊急の要請がありました。

彼は救急救命士の養成所で薬物対策等の講師をしていますが、300人の救急隊員に聞いてみたところ、「脱法ハーブ」によるものと思われる患者を救急搬送したことがある隊員が239人いたというのです。

「搬送されるというのは生死にかかわる事態ということだ。その拡がりを調べるために担当官庁に依頼して全国調査が出来ないか?」

直ぐに、総務省・消防庁に要請。7月22日に、かつての脱法ハーブなどと呼んでいたものが、より危険性を強調するため、政府として呼称を「危険ドラッグ」に見直したことに合わせ、緊急調査が実現し、その結果が9月19日に公表されました。

それによると「危険ドラッグ」によると考えられる緊急搬送数は、この5年間で約50倍に急増し、5年間計で4469人。

しかも、5年前は大都市中心で、33道県では搬送ゼロであったのに対し、平成25年では47都道府県全てで緊急搬送されているのです!

従来の覚醒剤や大麻は摘発を避けるため、インターネット販売などは少なく、都市部に限られた問題であったのと大きな違いです。

「もはや、どんな田舎でも薬物と無関係の地域はない。早急に国家的な取り締まり強化が求められる。学校現場でも危険ドラッグの恐ろしさを徹底し、子どもたちが自ら「危険ドラッグはNO!」と言える意識作りをしなければならないだろう。」

水谷修氏からコメントがあり、全国の公明党議員への期待が寄せられました(9月20日公明新聞1面)

「危険ドラッグ」から、こどもたちを守る。公明党のネットワークで進めます!

関連記事