新ハマダレポート　Vol.16. 2023.7.17

ー双葉町で盆踊りー

先週から、九州、中国地方、また、東北北部・日本海側で、豪雨による災害が引き起こされています。党としても、現地での対応を続けていますが、被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。　

7月15日の双葉町。朝からの雨は夕方に上がり、恒例行事である盆踊りが、１３年ぶりに地元で開催されました。

一　桜かすみに　柳が招くよ

　　招く柳に　つい誘われて

　　嬉し恥かし　バラが咲く

　　双葉よいとこ　見に来てごらん

　　踊り輪になる輪が花になる

　　みんな揃って　総おどり総おどり

　避難先のいわき市、郡山市、つくば市（茨城県）や加須市（埼玉県）などで開催されてきた、双葉町の盆踊り。

　昨年8月に、双葉町の避難指示解除が実現して、地元開催となったのです。

二　前田大杉　十万山かくすよ

　　かくれたお山に　ゆかたを着せて

　　一度見せたい　盆おどり

　　双葉よいとこ　太鼓がひびく

　　踊り輪になる輪が花になる

　　みんな揃って　総おどり総おどり

　四季の双葉の風景を歌った「双葉盆歌」。離れ離れになっても、住民の皆さんの心の拠り所になってきました。

三　歴史（むかし）　偲ばす　やかたの跡によ

　　誰れを待つやら　すすきが招く

　　幼馴染も　お年ごろ

　　双葉よいとこ　帰っておいで

　　踊り輪になる輪が花になる

　　みんな揃って　総おどり総おどり

　私を含め、新たな移住者もぎこちない踊りで、帰還者とともに「総おどり」となりました。

四　西に阿武隈　お化粧すればよ

　　福が来る来る　ダルマが笑う

　　起きて転んで　又起きて

　　双葉よいとこ　根性どころ

　　踊り輪になる輪が花になる

　　みんな揃って　総おどり総おどり

笛や太鼓の音と皆様の笑顔・・・・。

双葉名物のダルマのように、これからの復興の歩みは、「七転び八起き」かもしれませんが、まさに「根性どころ」。皆さんと福を呼び込んでいきたいと思います。

P.S. 「双葉音頭」は、藤田鶴悠芸作詞、山岡賢舟作曲。youtubeで、その踊り方がアップされていますが、実際に踊ったのは、私でも踊れる簡略バージョン「です。

また、「双葉音頭」を題材にしたドキュメンタリー映画「盆唄」が、2019年に公開されました。

東日本大震災で散り散りとなった人々が、双葉盆唄のルーツを探っていく中で、100 年以上前に福島からハワイに移住した人々が伝えた盆踊りがフクシマオンドとなって、今も日系人に愛され熱狂的に踊られていることを知り、町一番の唄い手、太鼓の名手ら双葉町のメンバーが、ハワイ・マウイ島へと向かうという、ドキュメンタリーです。